アルバム[Downhearted] インタビュー Shiori Vitus

 

 

Q eleanor活動開始から15年、シンガーとしてどのような変化を遂げた?

 

A 年齢と経験を重ねたことで、味わい深い歌唱が出来るようになったのではないかと。中低音でしっとりネットリ歌うことが、メタルシンガーっぽくなくて良いのかな、と思います。色気と艶やかさをもっと出せるようになるのが理想です。

 

 

 

Q アルバム[Downhearted]について。曲を歌うことで大切にしていることは?

 

A この作品に限らず言えることですが、わたしの歌で誰かの人生が変わるかもしれない、と考えていつも歌っています。かつての自分がTHE GATHERINGのアルバムをきっかけにeleanorを結成したようにね。

 

 

 

Q 歌詞について。曲を聞き、歌詞を読んでくれる人に期待することはある?

 

A 歌詞は文字になって、曲に乗せた時点でリスナーのものになるので、好きな風に読み解いてくだされば嬉しいです。

"The Immortal Light"は、人の死をテーマに扱った"Mourning"と "Solitude" の三部作の最終章にあたります。過去の作品を遡り、物語のように読んでいただけたら、より深く味わえるのではないかと思います。

 

 

 

Q 歌詞はどの様に書いている?

 

A 曲ありきで、後から曲に合った歌詞を書いていきます。曲調に合わせ、歌詞の内容やタイトルをつけていきます。

”Live Your Own Life”は、日本のハードコアパンクの雰囲気を感じたので、アグレッシブな歌詞やタイトルにしたかったのです。

 

 

 

Q タイトルだけなぜ英語?

 

A 世界中に居るファンやリスナーの為に、日本語詞は解らなくとも、歌っている想いをイメージしてもらえるように。

 

 

 

Q 詞を書くことに関して影響を受けた人はいる?

 

A 「書くこと」について影響を受けた人はいませんが、小説を中心として普段から沢山の本を読むので、本から吸収したものを歌詞に投影させていると言うことはあります。

 

 

 

Q アルバム[ Downhearted ]はShiori Vitusにとってどんなアルバム? 

 

A 前作[ Celestial Nocturne ]のリリースから5年が経過しました。その間、沢山のツアーやライブをこなしてきたので、5年掛けて作り上げてきた作品と言えます。

結成15年目という節目の年にリリースすることが出来て嬉しいです。

この作品とeleanorというバンドがメランコリックメタルシーンの中心的存在になるべきであると思い、これからも歌います。